1947-11-24 第1回国会 参議院 決算委員会 第10号
○證人(若松只一君) 私は陸軍共濟組合の事務統轄の責任にあつた當時の陸軍次官であります。最初に明かにいたして置きますことは、陸軍共済組合の組合員の數、それはいかなるものであるかということを、すでに御承知と思いますが申します。
○證人(若松只一君) 私は陸軍共濟組合の事務統轄の責任にあつた當時の陸軍次官であります。最初に明かにいたして置きますことは、陸軍共済組合の組合員の數、それはいかなるものであるかということを、すでに御承知と思いますが申します。
そういう問題が起つた場合にどうするかという問題も、實はまだそれを考えてはいなかつたのでありまして、陸軍共濟組合の問題が起りましたのが、初めてであり、又それが一つでありましたのであります。
私の在任期間中に、本日只今問題となつておりまする、大蔵省預金部におきまする、陸軍共濟組合所有有價證券買上の問題が起りましたのであります。本日ここに會計檢査院の御指摘を受けておかまする次第でありまするので、一應私から、當時の問題の經過につきまして、御説明申上げたいと存じます。
これは陸軍共濟組合が終戰に伴いまして解散するときに、組合の資産を處分するために、終戰直後の昭和二十年八月二十日にもつておりました有價證券額面三千七百九十二萬圓餘の買入方を大藏省預金部に申請してまいりましたに對し、翌二十一日にこれを預金部におきまして買上げたのでございます。これらの有價證券三千七百九十二萬餘圓の中で、滿洲、北支那、朝鮮竝びに臺灣等の外地關係の有價證券が七百九十二萬餘圓ありました。
○北島政府委員 陸軍共濟組合から買上けました有價證券は三千七百九十萬圓でございますが、このうちただいま申し上げました滿洲、北支那、朝鮮等の外地關係の先行き不安定の有價證券と認められたものが、額面にして七百七十八萬三千九百圓ございます。大體この程度の金額が現在不良資産で損失になるというわけであります。
しからばかくのごとき不良な有價證券を買上げたことにつきまして、あとで共濟組合に買いもどしてもらつてはどうかということも考えておるのでございまして、關係の事務局とも交渉いたしたのでありますが、共濟組合の資金が何分にもきわめて不足しておりまして、これを買いもどすことになりますと、多數の組合員に對しましても零細な積立金を返すことができないような状況になるという話でございまして、また陸軍共濟組合と國軍との關係
○政府委員(愛知揆一君) 陸軍共濟組合と預金部との關係につきまして、前囘に引續きまして今少し補足させて頂きたいと存じます。その内容につきましては、前囘にも會計檢査院事務總長その他からお答えがあつたのでございますが、何人が當時預金部資金を以てこれらの債券を購入したが、その衝に當つた者がどういう者であるかというお尋ねに對しまして、第一にお答えしたいと思います。
それからそれと同時に、これを買つた大藏省の係竝びに賣つた陸軍共濟組合の人物の氏名、これを要求してございましたが、揃つたかどうかということをお伺いいたします。 それから前囘の會計檢査院の事務總長さんの御説明は、誠に詳細を極めまして、感謝に堪えないのでありまするが、その御報告の中で會計檢査院は調査上において、幾多の困難にぶつかつている。
それから前委員會においてお願いをしておきました陸軍共濟組合の某君が藤村義朗さんとタイアツプして賣買されたというような意味のお話を承りましたのですが、その陸軍共濟組合の何という人がこれを交渉したのであるか、その住所氏名を前委員會においてお願いをしておきましたが、それはお分りでございましたらば、御發表願いまして、それについて又引續いて質問いたしたいと思います。
○政府委員(北島武雄君) それから尚只今のお語の中で、最後の株主なり、有價證券の所在者は誰かというお話でありましたが、最後に陸軍共濟組合が買つて持つておつたものを肩替りしたものでありますから、最後の所有者は陸軍共濟組合であります。その點は改めて書類を出さなくてもお分りになると思います。